361°TOTAL BRANDING トータルブランディング
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<最後に>


32.想いはカタチに ~37名の仲間たち~

この手紙の後、メンバーで話し合って、
エスプライドの存在意義、
目指す方向、信念、
私たちが 世の中に生み出す価値、
それらを 「361°」というメッセージに込めてつくりました。

まだまだ、エスプライドは若い会社ですが、
品質不良による事故や、
社員の気持ちがバラバラになって、
退職者が続出したことなど、
たくさんの問題にぶつかってきました。

もちろん、そのときどき
全力で解決しようと必死に頑張りましたが、
大事なことは、
会社としての想いをなんとかして伝えなきゃ ということだと思いました。

2010年4月、
現在、社員数37名。

今、私たちには「361°」というブランドコンセプトのもとに、
多くの仲間や取引先様が集まってくれています。
それは、とてもうれしいことです。

これまで、会社の想いに共感してくれた人。
共感できずに去った人達。
たくさんの出会いと別れや、
いろんな苦しいことがありましたが、
それは 今、この「361°」というカタチになるために
必要なことだったんだと思っています。
「361°」というブランドが生まれる前でも、
いつも、「愛され続ける企業」でありたいと思っていましたし、
これからも、そうあり続けるための努力はしていくつもりです。

でも、最初は偶然だったかもしれないけど、
本当に 企業の理念や想いが浸透し動き出すには、
その想いを「カタチ」にして浸透させることが、とても大事だと思いました。

もし、自分たちが通ってきたような道の中で、
企業の理念や想い、方向性の浸透が必要だと感じている企業様がいらっしゃったら、
私たちが経験したブランド作り、理念や想いの共有について、
提供できたらと思っています。

そして、ブランドというものは、
一般的には社外に向けられたものだというイメージが強いと思いますが、
私たちがつくってきた「361°」というブランド。
それは、社内のメンバーに対して、必要なことであり、
社内のメンバーに向けられ生まれたものです。

でも、おかげで
一緒に頑張れる仲間が一丸となって仕事にあたること、
そして、それが結局は 取引先様やパートナー企業様への
私たちが提供できる価値の向上へとつながったと思っています。

私たちが考えるブランドとは、
まずは、自社の現実や メンバーと向き合うこと。
向き合うことで、本来自分たちが大事にしているもの、
大事にしていかなければいけないものが見えてくると考えています。

社内が一丸となり、メンバーが仕事に誇りを持つこと。
それらが結局は、自社のブランドとして世間に浸透していくものだと思います。

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